卓球日本代表「マッサー」米沢和洋さん(43)


3月に香港であった卓球の北京五輪アジア予選。初の五輪出場を目指して、初戦で北朝鮮選手と対戦中だった岸川聖也(スヴェンソン)が第4ゲーム中に、ラケットを持つ右腕をしきりに回し始めた。

「変なことになっていなければ良いが……」。

米沢さんは試合を見つめながら、患部を冷やす氷の準備を始めた。
この時、岸川の右上腕三頭筋は肉離れを起こしていた。

「試合後は冷やして、圧迫して、そして電気治療して……。これを2時間おきに繰り返した」。

その成果もあり、岸川は最終的に3日間で計8試合を戦い抜き、初の出場権を獲得した。

 「卓球界で『トレーナー』とは練習相手のこと。マッサージなどコンディショニング担当は『マッサー』と呼ばれる」

と米沢さん。卓球日本代表を担当するようになったのは94年からで、北京は4度目の五輪になる。
元々はバレーボールの選手だったが、大体大卒業後の87年に広島市内のスポーツセンターで勤務中に右肩を痛めた。
治療を受ける中で、スポーツ医学に基づきリハビリやトレーニングで機能回復を図る「アスレチックセラピー」に出合った。

(2008年7月10日)

毎日新聞



 
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